お茶の種類
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て ん 茶(抹茶) 茶の葉を蒸した後、もまずに乾かしたものてん茶を石臼で挽くと抹茶になる。
玉 露 上質の葉を作る樹齢の多い木を春によしずで覆い、これを摘んで精製したもの。
かぶせ茶(わらかけ茶)
玉露のように、わらやコモを茶の葉の芽が伸びる春先の1〜2週間かぶせる。
玉露、煎茶の中間のもので熱湯玉露という名称でも売られている。
覆いを しないもの 煎茶 玉露と同じ製法で日本茶の大部分を占める。
川 柳 新芽が大きく成長し煎茶とならないもの。葉を捻った時の形状が柳に似ているところから、この名称がつけられた。
番 茶 茶摘みの前後に茶葉を刈り揃えるがこれら硬化した葉を蒸して揉まずに乾燥したもの。
(出もの) 精製、合組みの段階で煎茶、玉露、てん茶以外に振り分けられたものを出ものという。
・茎茶(雁ヶ音)、芽茶、粉茶
(加工茶) 煎茶や川柳をさらに加工したもの。
・玄米茶、ほうじ茶
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カテキン類(お茶の渋味成分) 発ガン抑制、コレストロール低下作用、抗菌作用、虫歯予防
カフェイン 覚醒作用(疲労感や眠気の除去)、利尿作用、強心作用
ビタミンC ストレス解消、かぜの予防
βーカロチン 発ガン抑制作用
ビタミンE 抗酸化作用、老化抑制
γーアミノ酸(ギャバ) 血圧降下作用
フラボノイド 血管壁強化、口臭予防
多糖類 血糖低下作用
フッ素 虫歯予防
テアニン(アミノ酸の一種) 精神安定、リラックス、カフェインの拮抗作用
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1)お茶はビタミンC、ミネラルが豊富なアルカリ性飲料です。
2)ノーカロリーです。
3)眠気を覚まし、精神活動を促します。(カフェイン)
4)体内での消毒、解毒作用又整腸作用を促します。(タンニン)
5)フッ素成分があり、むし歯予防になります。
6)最近では、細胞の突然変異(発ガンのもと)を抑制する作用があると言われております
7)O-157にも効きます。
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1) 使用するお茶の品質、特性を知る。
2) 水を選ぶ…お湯は一度沸騰したものをさまして使います。熱湯をポットに移し変えると95℃位になります。
水道水は工夫しておいしい水を作ってください。カルキ臭の強いものは、汲み置きの上澄みを使うか、長く(5分くらい)沸騰させれば臭気は除けます。
3) お茶の種類によって、又お好みにあわせて適宜に茶葉の量、お湯の温度とお湯の量、 浸出時間 を別表をみて組み合わせてください。
4) 茶碗に濃淡の無いように回し注ぎし、最後の一滴まで急須に残さず均等に注ぎきって下さい。
2煎(回)目は1煎(回)目より熱めのお湯を急須に注ぎ、一呼吸し、注ぎ分けてください。
5) お茶の有効成分は2煎目で殆ど出尽くしてしまいますので、茶葉をお取替えください。
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(別表)茶葉の量、お湯の温度とお湯の量、 浸出時間
茶 名 |
お茶の量 |
湯の量 |
温 度 |
浸出時間 |
器 具 |
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玉 露 |
10g(小サジ3杯) |
150CC |
60℃ |
2分 |
急須 |
煎 茶 |
〃 ( 〃 ) |
300CC |
80〜90℃ |
1分 |
〃 |
番 茶 |
15g(大サジ3杯) |
700CC |
100℃ |
30秒 |
どびん・やかん |
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1) 茶葉の保管の仕方お茶は傷みやすいので、ご家庭での保管は、2重缶にして冷蔵庫に入れ開封後はなるべく早くお飲みください。
2) 冷蔵庫から出したときは、少し時間を置いてから開封するようにしてくださいすぐに開けると缶内の温度が低いため、かえって湿気を吸い込みやすくなります。
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